映画『ガンズ・アキンボ』ネタバレあらすじ&感想!クレイジーなデスゲームの結末とは

ガンズ・アキンボ_アイキャッチ

映画『ガンズ・アキンボ』のネタバレあらすじ&感想を紹介します。

ネットの世界でイキることしかできない冴えない男・マイルズ。

ある日、クソリプを送ったことでデスゲームに参加させられてしまう。

両手に固定された二丁の銃。

迫りくるクレイジーすぎる最強ヒットマン。

彼の運命はいかに…?

『ガンズ・アキンボ』の内容が気になっている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。

目次

映画『ガンズ・アキンボ』の作品情報

原題GUNS AKIMBO
タイトルガンズ・アキンボ
監督ジェイソン・レイ・ハウデン
脚本ジェイソン・レイ・ハウデン
公開年2021年
キャストダニエル・ラドクリフ
サマラ・ウィーヴィング
ナターシャ・リュー・ボルディッゾ
ネッド・デネヒー ほか
制作国イギリス
ドイツ
ニュージーランド
上映時間98分
ジャンルアクション、コメディ

映画『ガンズ・アキンボ』のあらすじ【ネタバレなし】

クソリプ送ったらデスゲームに強制参加!?クレイジーなアクションコメディ!

ゲームプログラマーのマイルズは、冴えない日々を送っていた。

ネットでクソリプを送ることが唯一の趣味だ。

ある日、彼は悪人同士の殺し合いを配信する違法サイト「スキズム」を発見する。

いつものようにクソリプを送るが、運悪く運営者に目をつけられてしまう。

翌日、マイルズはIPアドレスから住所を特定され、「スキズム」関係者に襲われてしまった。

目を覚ますと両手に二丁の銃が固定されており、強制的に「スキズム」に参加させられることに。

「スキズム」で最強のヒットマン・ニックスに追われるマイルズの運命は……。 

映画『ガンズ・アキンボ』の感想【ネタバレなし】

ネット弁慶の冴えないヒーロー&クレイジーすぎるヤク中ヒロインが最高!

めちゃくちゃおもしろかったです。

主人公・マイルズを演じるのは、『ハリー・ポッター』でハリー役を演じたダニエル・ラドクリフ

主人公ですが、1ミリもかっこよくありません。

あの『ハリー・ポッター』とはまるでイメージが違います。

振り幅が大きすぎますね。

でも怠惰な生活を送るダニエルも、叫びまくるダニエルも、自虐するダニエルも最高です。

ゲームの世界をそのまま映画にしたような感じで、見ていてまったく飽きませんでした。

戦闘シーンは迫力もあり、スピード感も満載。

映像がぐるぐる回るので、映像酔いしやすい人は注意が必要です。

散りばめられた小ネタもおもしろかったです。

頭が吹っ飛んだり、血がふき出したり、わりとグロめなシーンもありますが…。

コメディタッチ&ゲームのような世界観のおかげで怖さはありません。

テンポがよく、話もわかりやすいので、何も考えずにたのしめました。

以下、ネタバレを含みます

主な登場人物とキャスト

映画『ガンズ・アキンボ』の主な登場人物とキャストを紹介します。

マイルズ(演:ダニエル・ラドクリフ)

冴えないゲームプログラマー。

ネットの世界でしか強気になれない小心者です。

しかも、元恋人のノヴァに未練たらたら。

「スキズム」にクソリプを送ったことで運営者の怒りを買い、デスゲームに参加させられてしまいます。

ニックス(演:サマラ・ウィーヴィング)

重犯罪者で重度のヤク中。

現在は「スキズム」の凄腕ヒットマンとして、視聴者から人気を集めています。

「スキズム」で勝利すれば、過去の犯罪歴をもみ消してもらう約束になっているとか。

実は、かつてリクターの一味を逮捕した警官の娘で、その報復として母親を奪われた過去があります。

ノヴァ(演:ナターシャ・リュー・ボルディッゾ)

マイルズの元恋人。

絵を描くのが得意です。

別れた理由は不明ですが、マイルズのことが嫌いになったわけではなさそう。

リクター(演:ネッド・デネヒー)

「スキズム」の運営者

ニックスからの報復を恐れ、彼女を殺そうとしています。

窮地に立たされると部下を見捨てて自分だけ助かろうとする卑怯な男です。

映画『ガンズ・アキンボ』のあらすじ【ネタバレあり】

映画『ガンズ・アキンボ』のあらすじを結末までネタバレありで紹介します。

イケてない男の必死の逃走劇

突然「スキズム」に参加させられることになったマイルズ

わけのわからない状況だが、元恋人のノヴァと会う約束をしているため、ひとまず身支度をすることに。

しかし、両手に銃を固定された状態では着替えることもままならない。

家を出ようとしたそのとき、ニックスが襲いかかってくる

マイルズは隙を見て窓から逃走。

2人のバトルの様子はリアルタイムで「スキズム」で配信されている。

街に出たマイルズは、警察に助けを求める。

しかし、銃を持っている(実際には固定されている)ため犯罪者だと勘違いされ、警察に追われることに。

追っ手をかわし、ようやくノヴァとの待ち合わせ場所に到着する。

事情を説明して助けてもらおうとするが、銃を見て驚いたノヴァは警察に駆け込んでしまった

ニックスに追われ、元恋人のノヴァに逃げられ、絶望したマイルズ。

銃で自ら命を絶とうとするが、近くにいたホームレスに助けられた

逃れられないデスゲーム

ホームレスの助言を受けて勤務先に向かったマイルズは、自分のスマホにGPS追跡ウイルスが仕込まれていることを知る。

同僚のハドリーに頼んで、GPS追跡ウイルスのON/OFF機能を追加してもらった。

そして勤務先まで追いかけてきたニックスと銃撃戦になり、その後カーチェイスをくり広げる。

なんとか逃げ切ったマイルズは街を離れようとするが、リクターによってノヴァが人質に取られてしまう。

5時間以内にニックスを仕留めなければノヴァが犠牲になるというのだ。

そこで、GPS追跡ウイルスを利用してニックスを誘き出し、警察に逮捕してもらおうと考える。

しかしその作戦は失敗し、マイルズだけが2人組の警官に連行されてしまう。

パトカーのなかで、ニックスが警官の娘であり、リクターによって家族を奪われたことを知る。

2人組の1人はニックスの父親だったのだ。

すると、もう1人の警官が突然ニックスの父親を射殺。

その警官はリクターの手下だ。

手下はリクターからの伝言を伝えると、マイルズを解放した。

30分以内にニックスを仕留めなければノヴァを殺すというのだ。

「スキズム」壊滅に向けた覚悟

マイルズはノヴァのスマホを追跡し、居場所を突き止める。

ノヴァは頭から黒い袋をかぶせられ、銃を突きつけられている状態だ。

リクターに彼女を解放するよう求めると、手下が銃を発砲。

崩れ落ちた身体から袋を外すと、それはノヴァではなく同僚のハドリーの遺体だった。

目の前で同僚を失ったマイルズは、バトルを終わらせることを決意

再びGPS追跡ウイルスを利用してニックスを誘き出す。

手を組んでリクターを倒そうと持ちかけるが、マイルズはニックスに撃たれてしまう。

ゲームはニックスの勝利だ。

ここまでゲームを観戦していた視聴者は大盛り上がり。

マイルズの遺体は運営者によって回収され、「スキズム」のアジトに運ばれた。

ここで目を覚ましたマイルズ。

リクターの手下を倒し、ニックスと合流する。

実はニックスが勝利したと見せかけて、裏で手を組んでいたのだ。

2人は「スキズム」のアジトに潜入し、手下たちを倒していく。

ピンチになる場面もあったが、ニックスがクスリをキメて力を得たおかげで乗りきった。

しかし大勢の手下に囲まれ、今度こそ絶体絶命のピンチだ。

ニックスは「あたしの代わりにリクターを殺してくれ」と言い残すと、1人で立ち向かう。

ボロボロになった彼女は、身体に巻きつけた爆弾を起動し、手下を道連れに自爆した。

結末

マイルズは、アジトの屋上でノヴァを連れたリクターと対峙した。

マイルズの残りの弾数は1発

リクターに向けて引き金を引くが、弾は当たらなかった。

今度はリクターがマイルズに向けて発砲する。

どうにかノヴァを救いたいマイルズは、何度撃たれても立ち上がる

そんな彼を必死で応援する「スキズム」の視聴者たち。

マイルズはリクターに殴りかかり、ついに建物の端まで追い詰める。

「俺を殺しても何も変わらない。スキズムは世界展開だ」と命乞いするリクター。

マイルズは「ニックスの仇だ」と言うと、リクターを突き落とした

ついにノヴァを救い出し、マイルズと結ばれハッピーエンド。

……ではなく、ノヴァはトラウマを抱えることになり、2人が結ばれることはなかった。

時は過ぎ、ノヴァは漫画家になっていた。

マイルズをモチーフにしたスーパーヒーローの物語だ。

一方のマイルズは、「スキズム」に参加し続けていた

リクターを倒したあとも「スキズム」はなくならず、全世界に拡散したからだ。

マイルズはこのイカれたゲームを永遠に終わらせるため、悪党たちを倒し続けるのだった。

映画『ガンズ・アキンボ』の感想【ネタバレあり】

こういう映画、大好きです。

完全にネタに振り切っていて、ゲームのような演出が最高でした。

ズボンを履けないダニエルとか

ストローをつなげてジュースを飲むダニエルとか

パンツ一丁にガウン、獣の足型スリッパのダニエルとか

よすぎませんか。

『ハリー・ポッター』を意識した小ネタもたまりません。

『ハリー・ポッター』で一生分の富を蓄え、今は自分がやりたい映画にだけ出演しているというダニエル・ラドクリフ。

ダニエルが出ている映画ならハズレはないのでは?と個人的に思っています。

それから、ニックスがかっこよかったです。

クスリをキメて「力を得たぞー!!!!」と復活するシーンは、もうスタンディングオベーションでした。

こういうぶっ飛んだキャラクターは最高ですよね。

最後は自爆してしまったのが残念です。

生き残って、マイルズと一緒に「スキズム」壊滅のために闘ってほしかったなと思います。

マイルズの同僚・ハドリーもいいキャラでした。

ニックスが持つ本物の銃に、おもちゃの銃で対抗しようとする姿とか。

「なんでそれでいけると思ったの(笑)」という感じでしたが、これには「スキズム」の視聴者たちも大盛り上がりでした。

今回のMVPはハドリーじゃない?

マイルズを手助けしたばかりに殺されてしまったのが悲しいです。

キャラもよし、世界観もよし、テンポもよし、ネタもよしのおもしろい映画でした。

映画『ガンズ・アキンボ』ネタバレ&感想まとめ

映画『ガンズ・アキンボ』のネタバレあらすじ&感想を紹介しました。

ゲームをそのまま映画化したような世界観がたまりません。

ダニエル・ラドクリフの出演作品に今後も期待が高まります。

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