Netflixドラマ『イカゲーム』シーズン3のあらすじを全話ネタバレありで紹介します。
命がけの人生逆転ゲーム、ついに完結編!
反乱に失敗して追いつめられたギフンや仲間たちを待ち受ける結末とは……?
『イカゲーム』シーズン3の内容が気になっている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
他シーズンのネタバレ&登場人物紹介はこちら↓


『イカゲーム』シーズン3の作品情報
最終章にして、"史上最悪"に非道なゲーム
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) May 5, 2025
再開はまもなく⏺🔼⏹
Netflixシリーズ『イカゲーム』シーズン3
6月27日より配信スタート。#イカゲーム3 #イカれたゲーム pic.twitter.com/Xet7UahXaE
| 原題 | 오징어 게임 시즌3 |
| タイトル | イカゲーム シーズン3 |
| 監督 | ファン・ドンヒョク |
| 脚本 | ファン・ドンヒョク |
| 公開年 | 2025年 |
| キャスト | イ・ジョンジェ イ・ビョンホン ウィ・ハジュン パク・ソンフン ほか |
| 制作国 | 韓国 |
| 話数 | 6話 |
| ジャンル | サスペンス スリラー |
『イカゲーム』シーズン3の主な登場人物とキャスト
『イカゲーム』シーズン3の主な登場人物とキャストを紹介します。
Netflixシリーズ『イカゲーム』シーズン3、イカれた最後のゲームに挑むプレーヤーはこちら。運命をかけた最終決戦は6月27日16時に独占配信スタート💰
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) June 27, 2025
◆456番 ギフン(イ・ジョンジェ)
前回のゲームの優勝者。
◆333番 ミョンギ(イム・シワン)
ジュニの元恋人で元インフルエンサー。
◆388番… pic.twitter.com/IU3iGVslso
ギフン(演:イ・ジョンジェ)
No.456。
ゲーム運営側を倒すため、仲間を集めて反乱を起こしたものの失敗。
その結果、親友のチョンベや多くの仲間を失ったことに責任を感じています。
デホが反乱の途中で役割を放棄していたことを知り、彼に対して激しい憎しみを抱くように……。
フロントマン/イノ(演:イ・ビョンホン)
ゲーム運営者。
No.001のプレイヤーとしてゲームに参加していました。
ギフンにはその正体を知られていませんが、チョンベを殺害した張本人です。
感情を表に出すことがなく、何を考えているのか読めない人物。
ジュノ(演:ウィ・ハジュン)
フロントマンの弟。
パク船長や金融屋・ウソクとともにゲーム会場の島を探しています。
ヒョンジュ(演:パク・ソンフン)
No.120。
クムジャやジュニとともに行動しています。
元特殊部隊員であり、身体能力の高さを活かして反乱で活躍しました。
弾倉を取りに行ったデホの様子を確認するため、大部屋に戻ったところで制圧されてしまいます。
デホ(演:カン・ハヌル)
No.388。
反乱では、大部屋から弾倉を集めて最前線に届ける役割に名乗り出ました。
ところが恐怖心のため大部屋から動けなくなり、弾倉を届けられないまま制圧されることに。
それをきっかけに、ギフンとの関係に亀裂が入ります。
ヨンシク(演:ヤン・ドンクン)
No.007。
どれほど理不尽なことでも他人を責められない、やさしい性格の中年男性。
母・クムジャに止められ、反乱には参加しませんでした。
母と支え合ってゲームクリアを目指しています。
クムジャ(演:カン・エシム)
No.149。
ヨンシクの母親。
過酷な状況でも仲間を気づかうおばあさん。
特にジュニとその子どものことを実の娘のように気にかけています。
ミョンギ(演:イム・シワン)
No.333。
ここまで目立った活躍はありませんが、生き残るためなら他人を蹴落とす冷徹な一面も。
ジュニの子の父親であり、ゲームをクリアして3人で新生活を送ることを望んでいます。
ジュニ(演:チョ・ユリ)
No.222。
元恋人・ミョンギとの子どもを妊娠中。
家庭環境に恵まれなかったらしく、子どもと一緒に生きることに希望を持っているようです。
母親として子どもを守る覚悟を決めます。
ギョンソク(演:イ・ジヌク)
No.246。
病気に苦しむ娘・ナヨンの治療費を稼ぐためにゲームに参加しました。
反乱に参加し、最前線で戦っていましたが……。
ノウル(演:パク・ギュヨン)
ゲーム会場でマスクの一員として働く女性。
その目的は、北朝鮮で生き別れた娘を探す資金を稼ぐことです。
ギョンソクとその娘・ナヨンのことを元職場で見かけたことがあり、気にかけています。
以下、ネタバレを含みます。
『イカゲーム』シーズン3のあらすじ【ネタバレあり】
『イカゲーム』シーズン3のあらすじを結末までネタバレありで紹介します。
第1話:鍵と剣
ギフンたちの反乱は終わった。
大部屋に戻ってきたのはギフンただ1人。
ともに闘ったほかの仲間たちは全員殺されてしまった。
放心状態のギフン。
まわりのプレイヤーたちも動揺を隠せない。
そこへマスクたちがやってきて、何事もなかったかのようにゲーム続行可否の投票を始めようとする。
ギフンはなぜ自分だけを生かしたのかとマスクにつかみかかるが、すぐに取り押さえられた。
そして投票が始まる。
反乱に加わった×のプレイヤーが死亡したため、今では○のプレイヤーのほうが多い。
今回の投票もゲーム続行という結果になった。
その頃、オペ室では脱落したプレイヤーの解剖が始まろうとしていた。
ノウルはうまくオペ室に入りこむと、マスクたちを襲撃。
解剖係の医者に、手術台に乗せられたプレイヤーを助けるように命令する。
そのプレイヤーはナヨンの父親・ギョンソク。
彼も反乱に加わっていたが、制圧の際にノウルが彼の腹を撃って死んだフリをさせていたのだ。
重症を負っていたものの、ノウルの血液を輸血することでどうにか一命をとりとめた。
一方、ジュノたちはまだ島の手がかりをつかめずにいた。
ドローン操縦者が姿を消したため、まずはパク船長のツテを使って別の人を雇うことに。
ウソクはドローン操縦者の失踪にパク船長が関わっているのではないかと疑っていた。
それをジュノに話すが、「船長は恩人だ」と聞き入れてもらえない。
実は、パク船長がフロントマンの仲間だということにジュノはまだ気づいていないのだ。
翌朝、第4ゲーム会場へ移動するプレイヤーたち。
途中の通路には反乱で処刑されたプレイヤーの遺体が吊るされていた。
これは見せしめだ。
ギフンはデホを鋭くにらみつける。
あのときデホが弾倉を持ってこなかったせいで仲間が死んだ。
そう考えて強い憎しみを抱くようになっていた。
隠れる役の青チーム、鬼役の赤チームに分かれてかくれんぼをする。
青チームのプレイヤーは、30分以内にゲームエリアの出口を見つけて脱出するか、鬼から逃げ切ればクリア。
赤チームのプレイヤーは、青チームのプレイヤーを見つけて殺害すればクリア。
プレイヤーたちは抽選で2組に分けられた。
ヒョンジュ、デホ、ヨンシク、ミョンギは隠れる役の青チーム。
ギフン、クムジャ、ジュニ、ナムギュ、ミンスは鬼役の赤チーム。
青チームには1人1つずつ鍵が配られた。
これでエリア内にいくつもある扉を開け、出口を探すことができる。
ただし、解錠はできるが施錠はできない。
赤チームに配られたのはナイフだ。
ゲームが始まる前に、プレイヤー同士で交渉して役を交換する時間が与えられた。
ミョンギは役を交換しようとジュニを説得する。
自分が鬼になれば、必ずジュニとお腹の子どもを守る、と。
ジュニはその言葉を信じ、ミョンギに鬼役を託す。
また、クムジャとヨンシク親子もお互いの役を交換することに。
高齢で脚の悪いクムジャが人を追いかけて殺すなど到底できないと考えてのことだ。
デホは鬼役を希望して赤チームのプレイヤーに交渉するが、応じてもらえない。
ギフンが睨みつけていることに気づくと、「仲間が死んだのはあんたのせいだ」とつかみかかる。
マスクが止めに入ったが、2人は反乱失敗の責任をめぐって対立を深めるのだった。
同じ頃、ジュノは新しいドローン操縦者たちとともに島の捜索に出発しようとしていた。
そこへウソクから電話がかかってくる。
どうしてもパク船長のことが引っかかるため、港に残って調査をしたいというのだ。
仕方なくジュノたちはウソクを残して出発した。
そして、第4ゲームが始まる。
まずは青チームがゲームエリアに入場。
ゲームエリアは星空柄の天井で薄暗く、無数の扉や通路、階段がある迷路のような場所だ。
ヒョンジュ、クムジャ、ジュニの3人は一緒に逃げることに。
ほかのプレイヤーたちも隠れ場所や出口を探して走りだす。
2分後、鬼役の赤チームもゲームエリアへ向かう。
ギフンは「お前のせいだ」とつぶやくと、ナイフを握りしめるのだった。
第2話:星の輝く夜に
ゲームエリアに入った鬼たち。
すぐに青チームのプレイヤーを探しはじめる。
ギフンはほかのプレイヤーには目もくれず、デホに狙いを定めていた。
鬼役のミョンギはナムギュに声をかけられ、2人で協力することに。
さっそく青チームのプレイヤーを1人殺害し、あともう1人でクリアだ。
その様子を陰から見ていた鬼役のミンス。
ナムギュが落としていったペンダントを拾うと、彼に言われた言葉が頭をかけめぐる。
セミがナムギュに殺されたとき、自分はただ隠れて見ていることしかできなかった。
罪悪感をふり払うかのように、ミンスはペンダントのなかに入っていたドラッグを口に運んだ。
ヒョンジュ、クムジャ、ジュニの3人は扉の鍵を開けながら出口を目指す。
鍵穴には○、△、□の3種類があり、幸いにも3人はそれぞれの鍵を持っていた。
これならどうにか逃げ切れそうだ。
ところが、鬼から逃げる途中でジュニが階段から落ちて足をケガしてしまった。
鬼はジュニかクムジャを差し出すよう迫るが、ヒョンジュは戦う覚悟を決める。
襲いかかってきた鬼を押さえつけると、ナイフを奪って胸に突き刺した。
一方、ミョンギとナムギュは青チームのプレイヤーをもう1人殺害し、ゲームクリアとなった。
ミョンギはジュニを探し始める。
すると、ナムギュが「賞金を増やすためにもっと青チームを殺そう」と言いだした。
必要以上に青チームを襲う気はなかったミョンギだったが、その提案に乗ることに。
窮地を脱したヒョンジュたちだったが、タイミング悪くジュニが破水してしまう。
こうなれば産むしかない。
クムジャとヒョンジュの協力もあり、ジュニは無事に女の子を出産した。
安心したのもつかの間、鬼に見つかってしまう。
ヒョンジュは果敢に立ち向かい、格闘の末に鬼を撃退。
しかも、もみ合っているうちに偶然入った部屋で出口を発見した。
今すぐ出口に向かいたい気持ちを抑え、ヒョンジュはクムジャとジュニを呼びに戻る。
その直後、ヒョンジュの背中にナイフが突き立てられた。
突然の出来事にぼう然とするクムジャとジュニ。
ナイフを刺したのはミョンギだ。
彼は赤子を抱いたジュニを見つけて言葉を失う。
そのままジュニたちが襲われないように、ナムギュを連れて立ち去った。
その頃、ギフンはデホを捕まえていた。
「あのとき弾倉を持って戻るつもりだったのに、どうしても怖くなった」と必死に弁明するデホ。
ギフンは彼の謝罪を聞き入れず、「お前のせいだ」とナイフを振りかざす。
見逃してもらえないと悟ったデホは態度を一変。
別の鬼から奪ったナイフで反撃に出る。
「お前が反乱を計画したせいでみんな死んだ」と憎しみをあらわにした。
激しくもみ合った末に、ギフンは馬乗りになってデホの首をしめあげる。
デホは「お前のせいだ」とつぶやきながら息絶えた。
ヒョンジュを失って悲しみにくれるクムジャとジュニだったが、生き残るために出口へ向かう。
出口のドアを開ける直前、ヨンシクが現れた。
彼は鬼役だがどうしても人を殺せず、まだクリアできていない。
残り時間はあとわずか。
追いつめられたヨンシクは、ジュニを殺害しようと考える。
ジュニと子どもを守るため「私を殺してクリアしなさい」と説得するクムジャ。
しかし、ヨンシクに母のクムジャを殺せるはずがない。
ジュニを目がけてナイフを振り上げたそのとき。
クムジャがヨンシクの背中にかんざしを突き刺した。
クムジャは震える手でヨンシクを抱きしめ、涙をこぼす。
ヨンシクは「俺が悪かった」と謝罪。
そのままゲーム終了時間となり、ヨンシクはマスクに銃殺されるのだった。
第3話:あなたのせいではない
ゲーム終了後、後始末をするマスクたちのなかにVIPの姿があった。
いつもは観戦するだけだが、今回のゲームではフロントマンの計らいで脱落者の狩りをたのしんでいるのだ。
ノウルはギョンソクと島からの脱出を試みていた。
まずはギョンソクにマスクの格好をさせ、まわりにあやしまれないようにする。
そして、マスクの部隊長を脅してボートを手配。
脱出のタイミングをうかがう。
第4ゲームの結果、脱落者35名、残り25名。
生き残ったプレイヤーの過半数が〇派だ。
すぐに投票が始まる。
やはり〇のほうが優勢だ。
クムジャはジュニと子どもを守りたい一心で、「自分の賞金を譲るから×を押して」と懇願する。
しかし、その願いも虚しくゲーム続行が決まった。
一方、島を捜索していたジュノは見覚えのある海岸線を発見。
3年前、フロントマンに銃で撃たれたあの場所だ。
ゲーム会場の島がこの近くにあるのは間違いない。
また、パク船長の自宅に侵入したウソクは、大金と□マークのマスクを見つける。
パク船長がゲーム関係者であることは確実だ。
無事に証拠を見つけたものの、ウソクは不審者として警察に捕まってしまった。
その夜、ギフンのもとにクムジャがやってきた。
クムジャは「こうなったのはあなたのせいじゃない」と語りかける。
続けて「私は息子を殺してしまった。私と息子の代わりにジュニと子どもを助けてほしい」と涙ながらに訴えた。
翌朝、マスクたちが棺桶を持って大部屋に入ってきた。
大部屋の奥には、自ら命を絶ったクムジャの姿。
ギフンとジュニは驚きを隠せない。
まもなく第5ゲームの時間だ。
ゲームエリアへ向かう途中、ギフンは子どもを抱いたジュニに声をかけた。
彼女は、ヒョンジュやクムジャの死に責任を感じているようだ。
ギフンはそんな彼女に「君のせいではない。子どもを守るのを手伝う」と伝える。
最初は躊躇していたジュニだったが、ギフンと協力してゲームに挑む覚悟を決めた。
回転する縄をよけながら橋を進み、20分以内にゴールへたどり着けばクリア。
ゲームエリアは地上数mの場所で、細い橋が設置されている。
橋の両端に縄を持った巨大な人形が立っていて、それが縄をまわす仕組み。
ゲーム開始しても、プレイヤーたちはなかなか足を踏み出せない。
そんななか、ミンスはナムギュのペンダントを橋に向かって放り投げる。
ドラッグを求めて橋をわたり始めるナムギュ。
しかし、ペンダントの中身がカラなことに気づいた瞬間、縄に足を引っかけて転落した。
ドラッグはすでにミンスが抜いていたのだ。
別室でゲームを観戦するVIPたちは、ジュニの子どももゲームに参加させようと言いだした。
彼らにとって子どもの命はゲームをよりたのしくさせるための道具でしかないのだ。
ジュニは足をケガしていて歩くことすらままならない。
子どもを連れて橋をわたるのは無理だ。
そのため、ギフンが子どもを抱いて先にゴールを目指すことに。
ゴールに子どもを置いたら、戻ってきてジュニも連れていくと約束した。
よろけながらも順調に橋を進むギフン。
真ん中の橋が途切れている部分もどうにか飛び越え、ゴールにたどり着いた。
子どもも無事だ。
その様子を見たほかのプレイヤーたちも橋をわたり始める。
ギフンに続いてNo.096のプレイヤーもゴール。
すると、No.096は後ろのプレイヤーを突き落とし始めた。
第4話:222
No.096の狙いは、後ろのプレイヤーを全員脱落させること。
次の投票で×を押せば、ギフンと2人で賞金を山分けできるからだ。
橋をわたり始めていたプレイヤーたちに逃げ場はなく、次々と脱落していく。
ギフンがNo.096を脅して凶行をやめさせたおかげで、ようやく何人かのプレイヤーがゴールにたどり着いた。
ミョンギはジュニに「早く行こう」と手をのばす。
だがジュニはそれを拒絶。
彼女のケガに気づいたミョンギは、それ以上どうすることもできず、1人で橋をわたった。
残り時間1分。
スタート地点に残っているのはジュニだけだ。
彼女を助けるため、スタート地点に引き返そうとするギフン。
しかし、ジュニは「あなたまで脱落したら子どもも死んでしまう」とギフンを引き止める。
自分の足ではゴールできないと悟っていたのだ。
そしてギフンに子どもを託すと、スタート地点から飛び降りた。
ゲーム終了後、VIPたちはジュニの子どもをどうするか話し合いを始める。
母親が脱落したなら子どもも脱落とみなすべきか。
結論、子どもがジュニのNo.222を受け継いでゲームに参加することが決まった。
第5ゲームの脱落者は16名、残ったのはジュニの子どもを含めて9名。
ギフン以外のプレイヤーたちは、ジュニの子どもがNo 222を受け継ぐことに不満を爆発させる。
子どもがいることで1人あたりの賞金が大幅に減ってしまうからだ。
それでもルールに従うしかない。
同じ頃、警察に捕まったウソクは、パク船長やゲームのことを必死に説明して助けを求めていた。
ところが、まったく取り合ってもらえない。
警察からの連絡で自分の正体がバレたことを悟ったパク船長。
船内にいたジュノの協力者たちを射殺していく。
ジュノは反撃してなんとか無事だったが、ほかに生き残った協力者は1人だけだ。
ゲームは次が最終戦。
ファイナリストとして残ったプレイヤーたちには豪華なディナーがふるまわれた。
その様子を別室で見守るVIPたちは、次の投票でゲーム中止になるのではないかと落ちつかない様子だ。
投票前、プレイヤーたちに次のゲームのヒントが与えられる。
それは、最低3名が脱落すれば残りは全員クリア。
誰を脱落させるかはプレイヤー自身で決められるというもの。
自身の安全が保証されればゲーム続行するだろう、というフロントマンの作戦だ。
投票の結果、×はギフンとミンスの2名だけ。
フロントマンの読みどおり、ゲーム続行となった。
一方、ノウルとギョンソクはボートで島を脱出していた。
そこへマスクの部隊長から無線が入る。
プレイヤーの情報は把握している、今すぐ戻ってギョンソクを差し出せば今回のことは不問とする、と。
部隊長はギョンソクの娘・ナヨンが入院していることを知っている。
このままではナヨンの命が危ない。
ノウルは1人で島に戻ることを決意する。
本土についたらすぐに警察へ通報するように伝え、ギョンソクだけをそのままボートで逃がした。
その夜、ギフンはフロントマンの部屋に呼ばれた。
フロントマンは、次のゲームでギフンとジュニの子どもが狙われるだろうと忠告。
2人が生き残るための提案として、ナイフを差し出す。
夜のうちにほかのプレイヤーを全員殺せば、次のゲームは中止されるというのだ。
ギフンがなぜそんな提案をするのかと問うと、フロントマンはマスクをはずした。
その正体がNo.001だと知ったギフンは、驚くと同時に怒りをあらわにする。
しかし、仮にここでフロントマンを殺したところでゲームは終わらない。
ギフンはどうにか感情を抑え、ナイフを持って大部屋に戻るのだった。
第5話:○△□
大部屋に戻ったギフンは、眠っているプレイヤーにナイフを突きつける。
その様子をモニターで観察するフロントマン。
実は、かつて彼がプレイヤーとしてゲームに参加したとき、まったく同じ状況になったことがある。
彼は当時のフロントマンの言葉にしたがってほかのプレイヤーを殺害し、ゲームで優勝したのだ。
ギフンがナイフを突き刺そうとしたそのとき。
3年前のゲームでともに戦ったセビョクの「やめて」という声が聞こえた。
結局、ギフンはほかのプレイヤーを殺せなかった。
朝になり、いよいよゲーム最終日を迎える。
ゲームは四角柱、三角柱、円柱の3つの柱の上で各1ターンずつ、計3ターンおこなわれる。
プレイヤーがスタートボタンを押すと各ターン開始。
各ターンで、制限時間内に最低1名を生きたまま柱から押し出せば次の柱に進める。
1名も押し出せなかった場合、全員脱落。
3ターン終了時点で柱の上に残っていればクリア。
ギフンとミンス以外のプレイヤーたちはNo.100を中心に協定を結び、脱落者を投票で決めることに。
最有力候補はジュニのこどもだ。
ところが、ミョンギはそれに反対する。
子どもを狙うとギフンが何をするかわからない。
まずはもっと楽に落とせる人を選んで、2人を引き離す方法を考えよう、という。
そこで1人目の脱落者に選ばれたのはミンス。
彼はドラッグの禁断症状で幻覚を見ていて、あきらかに挙動不審だからだ。
必死に抵抗するミンスだったが、最後にセミの幻覚を見ながら柱から落ちていった。
その頃、ゲーム会場に戻ったノウルは、フロントマンの資料室へ向かっていた。
そこにはプレイヤーの情報が入ったファイルが保管されている。
ギョンソクの情報をすべて消すことが目的だ。
途中でマスクの部隊長に襲われて重傷を負ったが、どうにか資料室にたどり着く。
そして目的のファイルを見つけた。
一方、ボートで本土を目指すギョンソクにマスクの追っ手が迫っていた。
ついに追いつかれ、ギョンソクが死を覚悟した直後、数発の銃弾が追っ手をつらぬく。
周囲を捜索していたジュノと協力者がボートを発見し、マスクに発砲したのだ
次の柱に進んだプレイヤーたち。
投票の結果、次の脱落者はジュニの子どもだ。
No.100たちは子どもを奪おうとギフンに詰め寄る。
ギフンはフロントマンから受け取ったナイフを取り出し、彼らを牽制。
一同がナイフに気を取られている隙をついて、ミョンギが1人のプレイヤーを押し出した。
「あの子の父親は僕だ。ギフンの味方だ」と宣言するミョンギ。
協定が破られ、No.100たちは疑心暗鬼の状態だ。
すると、No.100たちが突然No.039に暴行を加え始めた。
ここで1人を瀕死の状態にして次の柱で押し出せば、残ったプレイヤーは全員クリアできると考えたのだ。
ギフンはナイフを突きつけて暴行をやめさせ、「子ども以外でくじ引きをして脱落者を決めよう」という。
焦ったNo.100たちはギフンとミョンギに飛びかかり、ついに乱闘へと発展。
残ったのはギフン、ジュニの子ども、ミョンギ、瀕死のNo.039だけとなった。
No.039は「あんたたちの思いどおりにはならない」と言って自ら柱から飛び降りる。
こうして2ターン目が終了した。
第6話:人間は…
ギョンソクから島の位置を聞いたジュノは、1人でゲーム会場へ向かっていた。
ギョンソクと協力者は海洋警察に連絡。
じきにすべてが明らかになるだろう。
先に3つ目の柱へ移動したミョンギは、「子どもをわたして、お前は2つ目の柱に残れ」とギフンを脅す。
ギフンを足止めし、次のターンで子どもを犠牲にするつもりなのだろう。
そう考えたギフンは「次は俺が落ちる。そうすればミョンギと子どもは助かる」と説得する。
だが、ミョンギは聞く耳を持たない。
ギフンは仕方なく子どもをわたすことに。
そしてナイフをつかむと、ミョンギが子どもに気をとられている隙をついて3つ目の柱に飛び移った。
「次はお前が脱落してくれるんだろ?」とギフンに迫るミョンギ。
それに対してギフンは「お前にはその資格がない」と答える。
すると、ミョンギは「子どもを落とされたくなければ、ナイフを置いて下がれ」と叫ぶ。
ギフンが慌ててナイフを置くと、すぐにミョンギが襲いかかってきた。
2人はもみ合ううちに柱から落ちそうになってしまう。
ギリギリのところでギフンがミョンギをつかんでいたが、それももう限界だ。
ミョンギはそのまま落下し、3ターン目スタート前に脱落してしまった。
柱のフチから自力ではい上がってきたギフン。
スタートボタンを押すと、ジュニの子どもを抱き抱える。
それを見たVIPたちは、ギフンの優勝を確信。
ところが、ギフンは「俺たちは賭け事のための馬じゃない。人間は……」と言うと、自ら柱から飛び降りた。
優勝者はジュニの子どもだ。
フロントマンは、ギフンの最期をただ黙って見届けるのだった。
ノウルはギョンソクのファイルに火をつけ、資料室もろとも炎に包まれていく。
自身の情報が書かれたファイルを見てみると、「北朝鮮に残した娘は既に死亡」との記載が。
絶望した彼女は自殺を図る。
しかし、子どもを守りきったギフンの姿をモニター越しに見て考えが変わったようだ。
その頃、ゲーム会場に侵入したジュノは、ジュニの子どもを抱いたフロントマンを発見。
「どうしてだ?」と問いかけたが、フロントマンは何も答えずに立ち去った。
結局、海洋警察が到着する頃には、ゲーム会場は跡形もなくなっていた。
すべての痕跡を消すため、フロントマンが会場中に仕掛けた爆弾を起爆させたからだ。
ー6ヶ月後。
ギョンソクはもとの職場に戻り、ナヨンもすっかり回復したようだ。
その様子を見たノウルは笑顔を浮かべた。
そこへ脱北ブローカーから着信が入る。
なんと、ノウルの娘と思われる子どもを中国で発見したというのだ。
彼女はすぐに中国へ向かう準備をする。
同じ頃、刑務所に入っていたウソクは無事に出所。
この2年間、島の捜索にすべてを捧げてきた。
ジュノとともに、これからどうしようかと笑いながら頭を悩ませる。
というのも、ギフンがモーテルに保管していた前回のゲームの賞金はいつの間にかなくなっていた。
保管場所を知っていたのは、ギフン、ジュノ、ウソクだけのはずだ。
金のゆくえも誰の仕業かもわからず、何か事業を始めようにも元手がないのだ。
帰宅したジュノは、部屋にNo.222のジャージに包まれたジュニの子どもが寝かされていることに気づく。
一緒に置かれたキャッシュカードを確認すると、口座には456億ウォンが入っていた。
また、セビョクの弟・チョルは北朝鮮で離ればなれになっていた母親との再会を果たす。
ゲーム参加前にギフンが脱北ブローカーに依頼していたのだ。
ーアメリカ、ロサンゼルス。
フロントマンはギフンの娘・ガヨンの自宅を訪れた。
「ギフンから預かったものがある」と伝えるが、ゲームのことを知らないガヨンは受け取りを拒否する。
フロントマンが「これはあなたのためにギフンが残した遺品だ」と言うと、驚いた様子のガヨン。
箱を開けると、No.456のジャージとキャッシュカードが入っていた。
ロサンゼルスの街角では、ビンタを受けながらメンコに興じる人の姿。
ゲームは完全に終わったわけではないのだ。
『イカゲーム』シーズン3の感想【ネタバレあり】
覚悟はしていましたが、主要キャラクターが次々と脱落していくのがつらかったです。
ヒョンジュ、クムジャ、ジュニ……。
無理なのはわかっていますが、全員に生き残ってほしかったです。
特に衝撃的だったのはヒョンジュ。
最終ゲームまで残ると思っていたんですけどね。
今すぐにでも出口に行きたい気持ちと葛藤しながらクムジャとジュニを呼びに行く姿が印象的でした。

あそこで2人を見捨てていれば助かってただろうね……。
しかも、生き残ったクムジャとジュニまでもが脱落するとは……。
2人とも子どもを守ろうとする強い母親でした。
そして最終的にはギフンとミョンギの一騎打ち。
結局ミョンギがいいヤツか悪いヤツかわからなかったのですが、どっちなんでしょう?
最初は本気で子どもを救おうとしていたけど、死を目の前にして変わってしまったのでしょうか。
それとも子どもを落とすというのはただの脅しだったのか。
受け止め方は人によって違いそうです。
結局、今回の優勝者はジュニの子どもでした。
この子が成長してそれまでの経緯を知ったとき、復讐のためゲームに参加する未来が見えるような……。



それは考えすぎかな?
ラストシーンではニューヨークでゲームがおこなわれていましたし、この先も続くのでしょう。
やはりゲームの内容はお国柄が出るんでしょうか。
シーズン3で完結となりましたが、アメリカ編などが制作されることを期待しています。
『イカゲーム』シーズン3ネタバレ&感想まとめ
今回は、『イカゲーム』シーズン3のネタバレあらすじ&感想を紹介しました。
シーズン3のゲームは、プレイヤーの心理をたくみに利用した内容が多かったですね。
ギフンの闘いが悲しい結末で終わってしまったのは残念ですが……。
完結してしまったのが名残惜しいくらいおもしろい作品でした。

