『ワウンズ:呪われたメッセージ』ネタバレ&考察!ラストシーンの意味とは

Netflix映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』ネタバレ&考察を紹介します。

ある日、スマホを拾ったことをきっかけに次々と異変が襲いかかり…。

この異変の正体とは?その鍵を握る「儀式」とは?

そして、衝撃のラストシーンの意味とは?

気になるシーンを考察したので、ぜひ参考にしてください。

目次

映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』の作品情報

原題Wounds
タイトルワウンズ:呪われたメッセージ
監督ババク・アンバリ
脚本ババク・アンバリ
公開年2019年
出演アーミー・ハマー
ダコタ・ジョンソン
ザジー・ビーツ
カール・グルスマン ほか
制作国イギリス
上映時間94分
ジャンルホラー

映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』のあらすじ

スマホを拾ったことがすべての悪夢の始まりだった

バーでケンカが起こり、バーテンダーのウィルは、そのゴタゴタの中で学生の客が置き忘れたスマホを拾う。

ウィルが興味本位でスマホのロックを解除すると、ギャレットという人物から助けを求めるメッセージが送られてくる。

イタズラだと思ったウィルは無視するが、その後も不審なメッセージが続く。

気になってスマホの写真フォルダを見ると、そこには血まみれの写真が保存されていた。

そこからさまざまな異変がウィルに襲いかかり……。

映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』の感想【ネタバレなし】

虫!虫!虫!いたるところに虫!!!

本作の何が怖いって、とにかく虫が大量に出てくるところ。

それも昆虫ではなく、名前を言ってはいけないあの虫(ゴキブリ)です。

苦手な方は本当に見ないほうがいいです。

やばいくらい大量発生します。

虫は置いておいて、ストーリーの話をしましょう。

登場人物がみんな絶妙にいやーな感じで、誰も全然好きになれません。

ラストシーンには「ん?」と思ったのですが、いろいろと深追いしてみると「なるほど??」となりました。

それでもなんとなく腑に落ちないモヤモヤが残ったのが正直なところです。

ちなみに原題の「Wounds」は、日本語に訳すと「傷」という意味。

「傷」は本作で重要なキーワードになっています。

以下、ネタバレを含みます

主な登場人物

映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』の主な登場人物とキャストを紹介します。

ウィル(演:アーミー・ハマー)

冴えないバーテンダー。

客が忘れていったスマホを拾ったことから大変なことになっていきます。

彼女がいるのに、実はアリシアのことが好き。

そのくせ彼女が教わっている教授に嫉妬するかなり面倒くさい人。

キャリー(演:ダコタ・ジョンソン)

ウィルの彼女で大学生。

ウィルとの仲は冷めきっているようです。

アリシア(演:ザジー・ビーツ)

ウィルが働くバーの常連客。

彼氏のことを愛していると言いながら、ウィルを誘うのはなぜ…。

ジェフリー(演:カール・グルスマン)

アリシアの彼氏。ウィルに対して敵意むき出し。

でもケンカはあまり強くないようです。

エリック(演:ブラッド・ウィリアム・ヘンケ)

ウィルが働くバーの常連客。

刑務所から出てきたばかりで、たぶん結構なワル。

酔っぱらうとすぐにケンカをふっかけてしまいます。

映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』の結末

スマホから得られた情報によると、学生たちは何かしらの儀式をおこなったらしい。

さまざまな異変の原因は、この儀式にあるようだ。

キャリーに促されてウィルは警察に届けるが、手がかりは見つからない。

さらに儀式について調べるキャリーの身にも異変が起こる。

この一件で対立したウィルとキャリーは別れることに。

そしてウィルは以前から思いを寄せていたアリシアに迫るが、フラれてしまう。

そのうえ仕事まで失ってしまった。

すべてを失ったウィルは、スマホを拾った日に起きたケンカでケガをしたエリックのもとを訪れる。

そして何かを悟ったようにエリックを問い詰める。

エリックの頬のケガには、学生たちが儀式で呼び出した「悪魔」が取り憑いていたのだ。

ウィルはその悪魔を受け入れるように、エリックの頬に向かって口を大きく開ける。

すると、どこからともなく大量の虫が現れ、画面を覆い尽くすのだった。

映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』の感想【ネタバレあり】

やっぱり大量のあの虫はやばいですね。

バーや家にちょいちょい出てくるのはまだ耐えられましたが、ラストの大量発生はかなりしんどかったです。

ストーリー的には、グノーシス主義をベースにしているからこそのどうしようもない世界観といいますか…。

登場人物を誰も好きになれないのは、この世界を悪とするグノーシス主義流の描き方のためだと思います。

グノーシス主義自体がむずかしいので、ストーリーを理解するのも大変です。

なんとか自分なりに解釈してみたのですが、何かが足りないような…。

やっぱりラストシーンで何が起こっていたのか見たかったなぁという気持ちがあります。

スマホから始まる目に見えない恐怖みたいなものは、すごくよかったんですけどね。

もう少し説明がほしいなと思いました。

映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』の考察

映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』で気になったシーンを考察しました。

考察1:学生たちやエリックを襲ったものの正体は?

学生のスマホに残されていた遺体の写真。

そして助けを求めるギャレットからのメッセージ。

これらの原因となったものは何なのでしょうか。

それは、グノーシス主義をもとにした悪魔的信仰のようです。

まず、グノーシス主義について解説します。

<グノーシス主義とは?>

グノーシス主義は、紀元1世紀に誕生した思想です。

「グノーシス」とは、ギリシャ語で「知識」を意味する言葉。

本作に関連する部分を抜粋すると、おおまかに以下の内容です。

  • 肉体(物質)=悪
  • 霊知(精神)=善
  • 悪である物質で構成されるこの世界も悪
  • 精神と肉体は別々のものであり、肉体に対して犯したことは罪ではない(つまり殺人や性交渉もOK)

 

本作の悪魔的信仰の対象は、作中に登場する目玉のような悪魔(?)でしょう。

学生たちがおもしろ半分でこの悪魔を呼び寄せる儀式をしてしまったことから、悪夢が始まりました。

ウィルは、学生のスマホを拾ったことから悪魔に目をつけられます。

仕事も私生活も順調とはいえないウィルは、悪魔が取り憑く「器」としてちょうどよかったのかもしれません。

考察2:学生たちがおこなった儀式は?「トンネル」とは?

学生たちはある儀式をおこなったことで、悪魔に取り憑かれてしまったようです。

では、その儀式はどのようなものだったのでしょうか。

その内容は、作中にギャレットが書き込んでいた掲示板に登場します。

  • 悪魔的信仰の教えや儀式のやり方は、「傷の翻訳書」に書かれている
  • 肉体の境界線を超え、高次元の存在に触れるために「」を利用する
  • 禁忌を犯した場合、プレローマにつながる「入り口」が開き、エネルギーを奪いにやってくる

プレローマとは、グノーシス主義でいうところの「完全に善の世界」。

つまり、悪である人間とは正反対の存在です。

本作でいうプレローマは、おそらくあの目玉の悪魔でしょう。

学生たちはこの儀式で何かしらの禁忌を犯し、目玉の悪魔につながる「入り口」を開いてしまったようです。

そしてその「入り口」とは、ギャレットが言っていた「トンネル」、キャリーが見ていた「」のような画面なのだと思われます。

「傷の翻訳書」によると、「入り口」を通して我々の世界にやってきた目玉の悪魔は、人間のエネルギーを奪い取ります。

「穴」を見つめるキャリーの生気がなくなってしまったのは、このためでしょう。

目玉の悪魔の餌食となったエリックも、登場シーンでは血気盛んな印象でしたが、ラストシーンでは見る影もないほど元気がなくなっていました。

考察3:ラストシーンの意味は?

エリックの頬の傷に向かって口を開け、大量の虫に覆われるラストシーン。

これは何を意味しているのでしょうか。

まず、目玉の悪魔は「傷」を介して人間に乗り移ります。

好きな人には拒絶され、恋人とも別れ、仕事も失ったウィル。

世界に絶望し、世界は悪だと考えるようになったのではないでしょうか。

そして悪魔的信仰に傾倒するようになったのです。

ウィルはギャレットが書き込んでいたオカルト掲示板を見ていたので、この信仰や儀式の存在を知っていたはず。

すべてわかったうえで、自ら口を開けて目玉の悪魔を受け入れることにしたのです。

作中にたびたび登場する虫は、そんなウィルが悪魔的信仰に傾倒していく様子を表しているようにも感じます。

ウィルが身体も心も悪魔的信仰に捧げたため、ラストシーンでは画面を覆い尽くすほど大量の虫が登場したのです。

目玉の悪魔は「心の傷」を介してウィルに乗り移ったのでしょう。

映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』ネタバレ&考察まとめ

今回は、Netflixで配信されている映画『ワウンズ:呪われたメッセージ』のネタバレ&考察をご紹介しました。

グノーシス主義をベースにした悪魔的信仰の餌食となってしまったウィルたち。

得体のしれないものに追われる恐怖がありました。

この信仰についてもう少し説明があると、より世界観に入り込めたのかなと思います。

よかったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次